続々と祝福メッセージ
世界の保守派のリーダーたちがトランプ勝利を祝福した。
ハンガリーのヴィクトル・オルバン首相、インドのナレンドラ・モディ首相、エルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領、アルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領、ブラジルのジャイール・ボルソナロ前大統領、イギリスのリフォームUK党のナイジェル・ファラージetc。
国内のビッグテックのリーダーたちもトランプ氏を祝福した。
Amazon会長でありワシントンポストのオーナーのジェフ・ベゾスは祝福のメッセージをXに投稿した。
Metaのマーク・ザッカーバーグもスレッズで祝福している。
スレッズってあったな、そういえば。
ビッグテックのCEOらは一様にトランプ政権と協力し合うと言っているが、これまであれだけ民主党やバイデン/ハリス政権に味方し、保守派やトランプを弾圧してきたくせに、それを棚に上げる気なのか。
勝利後に起こったトランプ効果
トランプ勝利効果で、すでにさまざまなことが起こっている。たったの数日でこれだけのことが起こったのだ。
株式市場は史上最高値を更新
ビットコイン、史上最高値更新
米ドルが上昇
EUはロシアのガスではなくアメリカのガスを買いたい
プーチン大統領は米ドルで石油を売る
カタール、ハマス指導者の立ち退きに合意
ハマスが戦争終結を呼びかけ
プーチン大統領、米国と話す用意がある
ゼレンスキー、トランプとイーロンに電話
ニューヨーク市が不法移民へのデビットカード支給を停止へ
移民キャラバン、解散へ
メキシコ、米国境で移民を阻止へ
米国の大企業、中国から撤退して生産を自国へ
中国は「平和的共存」を望んでいる
初の女性首席補佐官が就任
まだ他にもあると思うが、これだけの効果を生んでいる。まさに予言者が言っていた「ロケット打ち上げのようになる」がドンピシャだった。
ハリス陣営は赤字に陥った
カマラ・ハリス陣営は選挙キャンペーンでセレブや有名アーティストを動員し、彼らの力に頼った。
しかしこのやり方でしっぺ返しを喰らっているという。負債を負ったというのだ。
ニューヨークポストによると、ハリス陣営は選挙直前に激戦州で7つのコンサートを行い、2000万ドル(約30億円)をつぎ込んだという。
デトロイト→ジョン・ボン・ジョビ
ラスベガス→クリスティーナ・アギレラ
ピッツバーグ→ケイティ・ペリー
フィラデルフィア→レディー・ガガ、オプラ・ウィンフリー
アトランタ→2チェインズ
興業プロモーターかよ。
まあハリスの支持率が芳しくないからなんとかしようとしたのだろうが、相変わらずセレブ、相変わらず芸能人、っていうのは中身がない事の表れだ。国民はどうやったら国をよくしてくれるかを求めてる。
しかしこうした有名人を呼ぶために膨大な人手と資金が必要で、ギャラやセットの他に例えばチケット売りに数十人を用意しなければならなかったりしたようだ。
ところが投票日の前の週、ハリス陣営は10億ドル以上あった軍資金がほぼ底をついたことを知ったという。実はいくつかのイベントでは、ギャラを理由にカットされていたようだ。
これらの経費はまだ支払われていないもよう。
さらに多くの支出
AdImpactのデータによると、ハリス陣営とその関連委員会は、7月22日から選挙当日までに6億5400万ドル以上を広告費に投じたのに対し、トランプ陣営は3億7800万ドル(57%)と少なかったという。
実はハリス陣営はこれ以上に金を使っているとの報道もある。ワシントン・エグザミナーによると10月中旬の段階で、トランプ陣営が公表した支出約3億5400万ドルよりもハリスは約5億2600万ドル多かったという。
支出の多くは、デジタルメディア広告、世論調査、州から州への移動、アドバンスド・アビエーションというプライベートジェット会社への支払いなどに割り当てられていたとのこと。
また政治、デジタル、メディアのコンサルタント軍団に1,280万ドル以上使い、ネットで評判を上げるために数千人のSNSインフルエンサーを金で雇ったという。
トランプが支援を申し出る
ハリス陣営はこうした資金をフューチャー・フォワードなどのPACに頼っている。フューチャー・フォワードに寄付しているのはLinkedInのリード・ホフマン、左翼の親玉ジョージ・ソロス、ビル・ゲイツ、マイケル・ブルームバーグ、ダスティン・モスコヴィッツなどの億万長者たちだ。
またダークマネー資金団体のアクトブルーも大きい。ただアクトブルーはトランプ政権発足後、おそらく追求されるだろう。
いずれにしてもハリス陣営は10億ドル(1,500億円以上)という莫大な金額をドブに捨てた。
トランプ氏はハリス陣営の負債についてSNSでコメントを出し、支援する意向を伝えた。
2020年の大統領選挙で、記録的な募金額を集めて勇敢に戦った民主党が、資金が潤沢に残っていなかったことに大変驚いている。今、彼らは業者などに苦しめられている。
この困難な時に私たちにできることがあれば、党として、そして何よりも必要な団結のために、ぜひそうすべきだと強く勧める。
私たちの最大の資産は獲得したメディアであり、選挙戦で余った資金はたくさんある。それにはほとんど費用がかかっていない。
アメリカを再び偉大に!
https://truthsocial.com/@realDonaldTrump/posts/113453369063248928
トランプがヒトラー?差別主義者?独裁者?・・・どうやらトランプは人間的にも大きいところを見せつけたようだ。
マー・ア・ラゴに侵入しようとした中国人
以前もあったがフロリダ州パームビーチのトランプ自宅マー・ア・ラゴに侵入しようとした中国人がまた逮捕された。今年8月にジージー・リーという中国人男性が何度も侵入を試みて逮捕されていた。
リーは11月7日にまたしても不法侵入容疑で逮捕されたという。この人物はカリフォルニアの学生ビザで滞在していたと伝えられている。
https://www.foxnews.com/us/chinese-citizen-arrested-accused-trespassing-trumps-mar-a-lago
何度も言うがトランプは命を狙われている。企てたとされるイラン人も起訴されたし、そもそも2回も暗殺未遂に遭っている。それで終わりとは思えない。
トランプが勝ったからと言ってたぶん保守派と左翼の対立はこれからも止まらない。なぜなら水瓶座時代だからだ。
世論調査によるとハリス支持者の47%が、トランプ氏が正当な大統領であることを認めていないらしい。
懸念される上院リーダー選挙
トランプが勝って喜んでいる人に水を差すようだが、これですべてが上手く回るわけではない。なぜなら何度か書いているように共和党が議会の過半数を取れたとしても、党内に裏切り勢力があるからだ。
下院はもうすぐ過半数が取れそうな感じだが、下院議長のマイク・ジョンソンはトランプに協力する人だと思う。
問題なのは上院内の反トランプ勢力で、現在共和党の上院リーダーを務めるミッチ・マコーネルが障壁となっている。
マコーネルは今回の選挙で表向きトランプを支持したが、各州の選挙で反トランプ候補に資金をつぎ込み、親トランプ派には金を送らなかった。アリゾナ州の上院選挙では、保守カリ・レイク候補に1銭も与えていないとか。
マコーネルは上院リーダーから退くと発表しているが、その後任争いが注目される。
上院リーダーの選挙は現地水曜日に行われる予定だが、マコーネルの子飼いが2人も出馬している。この2人は1月6日事件でトランプ訴追を支持した造反者だ。
候補者
ジョン・チューン(サウスダコタ州選出)→マコーネル派
ジョン・コーニン(テキサス州選出)→マコーネル派
リック・スコット(フロリダ州選出)
チューンは2024年大統領選挙で最終的にトランプを支持したものの、これまであからさまにトランプを邪魔することを行ってきた。
コーニンはマコーネルの盟友で、第一期トランプ政権のロシアゲート調査でロバート・ミューラーを特別顧問に任命することを支持した。つまり回りくどくトランプを追い詰めようとした。
チューンは最近CNBCの番組で「トランプは上院リーダー選挙に関わるな」と釘を刺している。
ヘイリー、ポンペオは閣僚人事から脱落
最後にだけど、トランプ氏は次期政権でニッキー・ヘイリーとマイク・ポンペオを閣僚に採用しないと明言した。
「私は、現在編成中のトランプ政権に、ニッキー・ヘイリー前駐日大使やマイク・ポンペオ前国務長官を招くつもりはない。私は彼らと以前一緒に仕事ができたことをとても楽しんでおり、感謝している。そして、彼らの国への貢献に感謝したいと思います。アメリカを再び偉大に!」
https://truthsocial.com/@realDonaldTrump/posts/113455540757405917
これはSNSで、彼らを採用しないよう反発の声が上がっていたことに対するものと思われる。一時Xでハッシュタグ#NoPompeoがトレンドになっていた。
ポンペオは第一期政権時代にCIA長官、国務長官を務め、中国への圧力を強めた。しかし退任後トランプを批判していた。
ポンペオはネオコンであり、さらにジョン・F・ケネディ大統領暗殺に関する機密文書公開にストップをかけたとロバート・F・ケネディ・ジュニアが暴露している。トランプはポンペオから「公開すると大変なことになる」と脅されたという。
ニッキー・ヘイリーは共和党の予備選で最後のライバルだった。ヘイリーもネオコンであり要注意人物だ。しかし次の2028年選挙で初の女性大統領を狙うだろう。
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