テスラへの攻撃を主導している左翼団体インディビジブルとは
DOGEへの反発として左翼たちはテスラに攻撃を仕掛けている。その活動を主導しているのは、ジョージ・ソロスから資金提供を受けたインディビジブルである。
テスラ・テイクダウン
左翼たちは、よほどDOGEの政府予算カットや人員削減が頭にきているらしい。彼らの活動資金が失われるからだろう。
イーロン・マスク率いるDOGE(政府効率化省)は、政府によるムダ遣いを見つけ出し、廃止や大量解雇をしてきた。その中にはUSAIDが左翼団体にばら撒いた資金も含まれる。
これに左翼たちが怒り、その矛先をマスクが経営するテスラに向けた。
以前書いたようにテスラの店舗や充電ステーションが攻撃に遭っている。さらにテスラ車のオーナーに嫌がらせを仕掛けた。
この活動は「テスラ・テイクダウン」と呼ばれる。彼らはテスラ・テイクダウンのWebサイトを作り、情報発信している。
この活動の意図は、「トランプ政権の残酷で違法な行動の背後にあるハイテク寡頭政治に対抗する強い公的立場をとることであり、テスラを売り、同社の株を捨てるよう促すことである」ということらしい。
またWebサイトでは「平和的な抗議活動」と謳っているが、どう見てもやってることが平和的じゃない。
抗議活動
テスラへの抗議は2月初旬から始まった。
2月3日に人事管理局の外に抗議者が集まりデモを行った。
2日後には口コミとSNSによって集まった人たちの集会が財務省前で開催された。上院リーダーのチャック・シューマー、クリス・ヴァン・ホーレン上院議員、マキシン・ウォーターズ下院議員などを含む民主党の政治家たちが抗議デモで演説した。
「イーロン・マスクは去らなければならない」「ノー・トランプ、ノー・マスク、ノー・ファシストUSA」「マスクはトランプを所有している」などと主張した。
2月中旬には多くの都市でテスラ店舗に抗議者たちが集まり、抗議したり車両に落書きしたり、時には火焔瓶を投げつけた。
歌手のシェリル・クロウは自分のテスラを売り、撤去する動画をSNSに投稿した。
3月に入るとさらに過激になった。抗議者たちはニューヨーク州、メリーランド州、コロラド州、アリゾナ州、フロリダ州などのテスラ店舗で「テスラを燃やせ」と息巻いた。
テスラ車オーナーの個人情報を晒す
また彼らは3月に「DogeQuest」というサイトを開設し、テスラ店舗や充電ステーションの位置とともに、全米のテスラ車オーナーの個人情報を公開した。
このサイトでは地図にポイントを表示し、クリックすると住所、メールアドレス、その他の個人情報が表示されるというものだ。
さすがにプライバシーとセキュリティに対する懸念を呼び起こし、3月19日にアクセス不能になった。
これを書いている時点でサイトは復活しているが、店舗と充電ステーション、イーロン・マスクやカシュ・パテルFBI長官の自宅のみが表示されている。
極左団体インディビジブル
イーロン・マスクは3月8日に、テスラへの攻撃を主導している5つのグループ名を挙げたが、その中にインディビジブルがある。
ワシントンDCを拠点とするインディビジブルは、左翼の億万長者ジョージ・ソロスのオープン・ソサエティ財団から726万ドルを受け取ったという。
反DEIの活動家ロビー・スターバック氏によると、インディビジブルの創設者はエズラ・レヴィンと妻のレア・グリーンバーグで、トランプ第一次政権の時に反トランプ活動を開始し、その中心として民主党から支持されたという。
また調査ジャーナリストのポール・スペリー氏は、レヴィンとグリーンバーグ夫妻は1170万ドル(約17億円)の蓄財をしているといい、グリーンバーグの両親はオバマのために働いていたと投稿した。
イーロンの親友の妻も資金提供
またニューヨークポストは、インディビジブルがイーロン・マスクの親友の妻からも資金提供を受けていると報じた。
テスラの初期投資家である億万長者スティーブ・ジュルベットソン(58)氏は、現在もマスクの会社スペースXの取締役を務めている。
スティーブ氏はイーロン・マスクの親友で、2008年にマスクが資金不足に陥った際に救済の手を差し伸べたという。
一方、その妻カーラ・ジュルベットソン(58、精神科医)はインディビジブルに50万ドルを提供したとのこと。
妻のカーラは民主党の大口献金者らしく、ジャマール・ボウマン元下院議員、イルハン・オマル下院議員など極左の政治家に950万ドル以上を寄付し、エリザベス・ウォーレン上院議員に約1,500万ドル、カマラ・ハリスのキャンペーンにも10万ドル以上を寄付したとのこと。
チャック・シューマーを引きずり下ろす
このインディビジブルが、いま民主党の内部分裂を煽っている。
民主党の上院リーダーであるチャック・シューマー上院議員を追い出そうとしているのだ。
エズラ・レヴィンは、「シューマー議員はリーダーから退くべきだ。 上院の全民主党員は、彼にそうするよう求め、直ちに新しい指導者の計画を立て始めるべきだ」と述べた。
これは先ごろ、連邦政府予算案をめぐる共和党と民主党の攻防で、シューマーが共和党にすり寄ったことに端を発している。シューマーは政府の閉鎖を回避し、9月30日まで連邦政府各機関に資金を提供するための法案を通過させた。
これに極左議員たちが反発し、インディビジブルが「シューマーを追い出せ」と煽っているという構図である。
USASOCが脅威勧告
話をテスラに戻すが、トランプ大統領は3月21日に、テスラへの攻撃に関与した者を訴追すると宣言した。
「この連中は必ず逮捕され、起訴される。彼らは20年の懲役を受ける可能性がある。言っておくが、情状酌量はないし、恩赦もない。私はこの人たちをテロリストとして見ている。」
また20日、米陸軍特殊作戦部(USASOC)は、テスラ所有者に対する左翼の攻撃について「脅威勧告」を出したという。
USASOCはアメリカ陸軍における特殊作戦部隊全般を管理・統轄する組織で、その傘下にはあのグリーンベレー、デルタフォース、心理作戦部隊などがある。
退役陸軍レンジャーのジョン・ルーカス氏のサブスタックで、勧告のスクリーンショットが掲載された。
ルーカス氏によると、アメリカ国内でこのような勧告は見たことがなく、異例なものだという。むしろ、リビア、シリア、アフガニスタンといったような国で見られ、テロリストの脅威のために出されるものだと説明している。
どうするよ、テスラ・テイクダウンさんたち。
そのうちランボーみたいな屈強な戦闘員たちが出てくるかもしれない。
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